トップページに戻る

ネコちゃんをお迎えになられた方へ

飼い主の皆様へ

猫イラスト飼い主の皆様へ知っておきたい飼い主の責任と義務

はじめに

人と動物の歴史は古く、猟犬や番犬、使役用の牛馬などの畜産動物、さらに愛玩用に飼われるペットのように、様々な形でかかわり合いを持ってきました。なかでも、ペットについては、近年、生活に潤いと喜びを与え、心を和ましてくれる存在として、人と動物のかかわりあいは以前にも増して深く、強くなってきています。その一方で、ペットの虐待事件が社会的にも注目されたり、飼い主の不適切な飼い方がもとで、周囲の人への迷惑や危害を与えたり、あるいは無責任な飼い主によるペットの遺棄が後を絶たないなどの問題が起きています。

ペット動物の取り扱い等に関する法律について

動物の愛護と適正な管理を進めるための法律として「動物愛護及び管理に関する法律」が制定されています。社会状況の変化に対応するため、平成18年6月に改正施行され、飼い主責任の強化や動物取扱業の規制強化、危険動物の飼養許可、虐待や遺棄に対する罰則の強化等が行われました。

法律に基づく飼い主の責任と義務

以下のことが、法律に基づいて飼い主の責務として定められています。

  1. 命あるものである動物の飼い主としての責任を十分に自覚し、その動物を正しく飼うことにより、動物の健康を守り、終生飼養に努めること。
  2. 人に危害を加えたり、迷惑等をかけないように努めること。
  3. 動物による感染症について、正しい知識を持つように努めること。
  4. 所有する動物が自己のものであることを明らかにするために、名札や標識、マイクロチップの装着等に努めること。
  5. 繁殖を希望しない場合は、不妊去勢手術等の繁殖制限措置をとるように努めること。
  6. 特定(危険)動物を飼う場合は、都道府県等の許可を得ること。

終わりに

飼い主になられた皆様は、「動物愛護及び管理に関する法律」に基づく、多くの責任を持つことになります。

  • ペットの責任はあなたの責任です。しつけと愛情は欠かせません。
    飼い主のモラルが問われています。近隣や周囲の人に迷惑をかけることはなく、楽しく快適にペットと暮らすためにも「しつけ」は欠かせません。
  • ペットは飼い主を選べません。愛情と責任を持って飼いましょう。
    動物を飼うことは、動物の命を預かることです。動物の気持ちになって世話を行い、飼っている動物の愛護や管理に対して大きな責任を持つことです。人と動物が共生できる良い社会の実現のため、ご理解とご協力をお願いします。